◆日本で数少ない無薬鶏
20年以上も前から有用微生物を取り入れた養鶏で、抗生物質を一切使わずに飼育を続けてきました。
◆味が濃く、歯ごたえの良い肉質
一般によく見かける「若鶏」の飼育期間は、40~53日間程度ですが、60日~70日と時間をかけて大きくなる分だけ味がのり、十分な広さの鶏舎内で、よく運動することで肉がしまり、歯応えも良くなっています。
◆餌や水にもこだわり
独自にブレンドした飼料は、発酵飼料を使用しています。
平飼いの鶏で地鶏なみの肉を目指せ。
「まほろばライブファーム」が追い求める健康な鶏肉づくりとは。
山形県と宮城県の県境に位置する七ヶ宿町の木々に囲まれた鶏舎に一歩足を踏み入れると、真っ白い鶏たちが元気な鳴き声をあげながら餌を求めて元気よく動き回っています。
養鶏場を見たことがない人には当たり前に思えるかもしれませんが、これほどゆとりをもって鶏が飼育されている鶏舎はめずらしいと思います。
現代の養鶏場は生産効率を上げるために床が見えないくらいの過密状態で鶏を飼育します。しかも、細菌やウイルスによる病気の感染を防ぐために鶏舎の窓はすべて封鎖しているところがほとんど。日照と運動不足で鶏たちはストレスを募らせ、病気にかかりやすくなり、結果として大量の抗生物質を餌と一緒に投与せざるをえない……この悪循環を断ち切ろうと、25年前から抗生物質を一切使わない鶏の飼育に取り組んでいるのが『まほろばライブファーム』です。
「この養鶏場をはじめたときは、周囲の同業者から笑われました。平飼いで抗生物質を使わずに鶏を育てるなんて効率悪いし、商売にならないって。でも、幸か不幸か鳥インフルエンザのことがマスコミで取り上げられるようになってから、抗生物質に頼らずに鶏の免疫力を高める我々の飼育法が注目されるようになりました。人間と同じで風通しのいい家と安全な食べ物があれば自然と元気な鶏が育つんです」
米沢郷牧場の阿部均さんが語るように餌にもこだわっています。飲み水も鶏の腸内環境を高めるために岩石のミネラルをバランス良く溶かし込み自家製の有用微生物を添加させているというこだわりようです。
肝心の味はどうなのか。雑煮にして食べていただくと他のブロイラーとの味の違いは歴然です。濃厚ながら、しつこさを感じない。弾力のある歯ごたえもヘタな地鶏には決して負けていません。身が引き締まっているのは、前述のようにゆとりをもった鶏舎でのびのび育てられているからですが、同ファームでは、飼育期間を60日(通常は40~50日程度)と長くとってあるので、その分、肉に味がのって歯応えもよくなっています。
アニマルウェルフェア認証を取得しました
2014年5月、日本初!肉鶏飼育でのアニマルウェルフェア認証を取得しました。
アニマルウェルフェアとは、「快適性に配慮した家畜の飼養管理」という定義。抗生物質や抗菌剤に頼らず、鶏の快適性や健康を考え平飼いでのびのび育つよう取り組んできた結果が認められました。
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