小国町は新潟の中でも3大名産地として有名な岩船郡と隣接する隠れた名米処産地です。寒暖差が大変激しく、水資源も豊富で、美しい山々に囲まれています。非常にのどかで、夏になるとホタルが自生し飛び交うな昔ながらの情景を残している素晴らしい産地です。
渡部さんの田んぼでは、山からの雪解け水を引き込んでいるため、生活排水が一切入らず、美しい清水でお米が育ちます。しかしその半面、水が冷たすぎて稲枯れしてしまう心配があります。どのように対処されているかというと・・・畔に水を流して温度調整を行い、その上で引き込んでいるそう。
また、高温障害が続くここ数年、GWの田植えをできるだけ遅植えにし、高温時期を避けて登熟させるよう工夫されています。
数年前から渡部茂雄さんと一緒に取り組んでいるのが畦にハーブを植えるミント米。害虫が嫌うハーブを植えて、より一層減農薬に努めるという農法で、赤い屋根が目印の田んぼに3反分、植えて頂いています。
山々に囲まれた生活排水が一切入らない清流で栽培された渡部さんのお米は、瑞々しくて甘みが強く、粒張りがしっかりしているコシヒカリらしいお米です。