
秋田県鹿角市にて明治初期からりんごを栽培し、現在3代目の兎澤(とざわ)忠良さんが園主をされています。小さい頃から走るのが好きでりんご園を走り回っていた兎澤さんは、陸上の道を極め、実業団へ。その後平成13年に帰郷、無農薬栽培をはじめました。「陸上」から「農業」へ。どちらも情熱は変わらず目標に向けてまっすぐ取り組む兎澤さん。
無農薬栽培をはじめたきっかけは…
幼い頃から農薬が体に良くないと肌で感じていたこと、そして自然で美味しいりんごを極めたいという強い想いでした。
しかし、無農薬でりんごを栽培するのは険しい道のりでした。思うように実らない年が続き、アルバイトで生計を立てながら無農薬栽培に挑み続け、14年経った2015年、ようやく特別栽培の認証をもらうことができました。そして2019年、有機JAS認証を取得しました。
思うように実らなくても頑張り続た原動力はどこに??
「頑張った先にいつかは農業を通じて自然、社会、次の世代に小さなことでも貢献できると信じています。お客様から何代もご利用いただけるよう、100年以上続くりんご畑がこの先もあらたな物語を作っていけるよう、将来を見据えながら取り組んで参ります。」
そんな兎澤さんの強い想い。
長い年月を経てようやく実ったとざわさんのりんごをご案内させていただけること、心より感謝しています。今年は、残念ながら有機栽培の樹は例年の1割しか収穫ができませんでした。そのため、特別栽培のりんごを数量限定で受付をさせていただきます。
とざわさんのりんご(特別栽培・わけあり規格)
とざわさんのりんご(わけあり)規格は、上記画像および下記りんごを含みます。
すす・黒星・サビ・着色不良・小玉・変形・キズ有りのりんごとなります。

今年は、残念ながら有機栽培のりんごをお届けすることができません。年々品質も安定してきましたが、今年は有機圃場では収穫ができませんでした。化学農薬半分以下、化学肥料不使用で育てた特別栽培りんごをお届けします。
これにめげることなく、生産者・自然環境・お客様全てに気持ちを向けて、永続可能な有機栽培を目指してまいります。

今年のとざわさんりんご園
ここ数年強い黒星病が県内で多発しています。黒星病対策で、5月6月は有機JAS適合資材の散布間隔を空け過ぎないよう、被害を最小限に止めることに努めています。
しかし、収穫量がガクンと減っており、今年は有機JASりんごはお届けできず残念です。特別栽培のりんごをお届けいたします。ぜひご賞味くださいませ。
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