『え!これ桃??
うわぁ!甘い!あ~これが黄金桃か!』
初めて芦沢さんの育てた黄金桃を食べた時、私の口から出た言葉がコレ。
目に飛び込んでくる黄金色に輝く「桃」。でも、味わいはマンゴーか?と思うような、南国のフルーツを感じさせる香りと甘さ。そして、プリッとした食感。
桃+オレンジのような味わい??
糖度は高い品種だそう(^-^♪
『うーん!初めての味わいだ・・・・・』
見た目も味も、まさに黄金。ゴールデンピーチ!
山梨県山梨市東後屋敷。春、4月中旬。このエリアに突然、桃源郷が出現します。少し濃いめのピンクの花、そうです・・「桃の花」が一気に開花するのです。
今回の輝く黄金色の桃「黄金桃」も、この地域で30年こだわって桃を育てる芦沢農園の芦沢一が育てています。
この桃源郷で、桃を栽培して30年。芦沢農園の芦沢一さんの栽培方法は地元でも有名です。普通は、太い枝につながる側枝に2~3個程度の実を成らす栽培が多いのですが、芦沢さんは「側枝に1玉」しか実をつけません。
「大きくて、味がしっかりとした桃を育てるには、側枝、一枝に2玉以上実をつけると味がぼけるだけでなく、樹の負担が大きく、樹が弱っていろんな病気にかかりやすくなる。」
と、この原則を守ることで、本当に美味しい桃を毎年育ててきました。
黄金桃ももちろん同じ栽培方法。しかし、川中島白桃から偶然誕生した黄金桃は白桃系や白鳳系の桃に比べデリケート。栽培には一層の気づかいと技術が必要です。
よく考えてみると、とても贅沢な栽培方法ですが、この栽培方法を続けることで、「芦沢さんの桃は美味しい!」という評判と、農薬の半減というという、安心・安全も実現できています。
一般的に、この地域では収穫までに何と27回もの農薬を散布します。そのくらい、桃は病気も虫も多いのですが、芦沢さんは半分の回数に減らすことができたのです。
芦沢さんの栽培方法は別名「生体エネルギー・プログラム農法」とも呼ばれる育て方。
この育て方、ちょっと難しいお話ですが、「桃園の土の中に生きる微生物がより活動しやすい環境を作り、土の団粒構造という物理性を整え、窒素・リン酸・カリという必須の栄養素を桃の樹が吸収しやすい状態で施肥する。このことを桃の樹が求める最適な状態にプログラムしていく育て方」なのです。
芦沢さんと土づくりの話をしていると、様々な化学記号や元素記号が口からポンポン飛び出してきます。農家?というより科学者の話しのようです。でも、毎年樹の状態も土の状態も、そして天候も変わっていく中で、樹が求める最適な状態を見つけ出すのは、科学者以上の能力かもしれません。
お届けする芦沢さんの桃、こだわりがもう一つ。全て「朝もぎ!当日出荷!」で皆様にお届けします。収穫は、雨が降らない限り朝5時から8時まで。それから、1個1個丁寧に箱詰めして、10時には発送。皆様のもとには翌日(北海道、山陰・中国地方、九州は翌々日)には届くという鮮度管理。
桃は、お昼の間に太陽の光をもとに葉が光合成をして、甘さの素をせっせと作り、夜の間にその甘さを実に注ぎ込みます。翌朝、その甘さの素を使ってしまわないうちに収穫するのです。だから、「朝もぎ」が美味しいのです。
黄金桃はかなり固い状態で届きます。届いたら、冷蔵庫には入れずに、常温で2~3日追熟してください。固い状態ではあまり美味しくありません。しっかりと濃い黄金色になるまでお待ちください。2~3日の追熟後、届いたときよりも、桃とマンゴーをミックスしたような香りが強くなった頃が食べごろです。
冷蔵庫では追熟が進まず、味がぼけて、甘味ものりません。届いてすぐに冷蔵庫には入れないでください。ご注意ください。
黄金桃は、白桃や白鳳系の桃に比べ、実が少し粘質でねっとり感やぷりぷり感があります。少し柔らかめのほうが美味しい感じがします。そして、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるか、氷を浮かべた冷たい水に20分ぐらい浮かべ冷やすなどしてお召し上がりください。
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