梅3キロでどれくらいできる?今年の梅仕事は、梅シロップと梅酒を作りました

王隠堂農園の梅は毎年とても立派です!サイズにするとLLサイズ以上!?さらに!産地直送で届くので、鮮度抜群です。
今年は青梅3キロで、梅シロップと梅酒を仕込みました。何のひねりもない、一番手軽で失敗のないレシピで作っています。ご参考にしていただいて、ぜひここからアレンジしてお楽しみください。
2024年は全国的に梅が不作です。早めに終了となる場合もございますので、梅仕事はお早めにどうぞ。
王隠堂農園より新鮮な青梅3キロが届きました

産地直送の梅は、どんなふうに届くの?
奈良、和歌山、三重で収穫したばかりの青梅が段ボールに3キロ入って届きます。クール便なので、配送途中暑い日でも安心です。
段ボールを開けてみると…鮮やかな緑色の梅、黄緑色の梅、黄色がかっている梅など入っています。梅のサイズが揃っていてとても大きい!
大きな梅でびっくり!梅のサイズは大きいほうがいいの?
梅シロップや梅酒の「梅」は実を食べるが目的ではないので、実のサイズは大きくても小さくても、あまり関係なさそうです。私もそう思っていました。
けれども実は、梅のサイズが大きいほど果肉や果汁が多く、エキスがたくさん出るんだそうです!より美味しい梅酒、梅シロップを作りたい時には、大きいサイズの梅をお選びください。
さて、どの瓶を準備しましょうか?
梅が届いてようやくどの瓶を使おうか?考え始めるずぼらな私。梅仕事の時期によく見かける4L瓶を3つ、2Lの瓶を1つ持っています。さてさて、青梅3kgで梅シロップと梅酒がどのように作れるでしょうか?
結果…梅シロップ(梅1.7kg+氷砂糖1.5kg)、梅酒(梅1.3kg+氷砂糖1kg+焼酎1.8L)これで4L瓶2本に青梅3kgがぴったりおさまりました!
毎年同じように梅仕事をしていると、いつもの瓶に決まった量で迷いはないかもしれません。けれども、私のように、毎年どのくらいの量を購入したらよいか?迷ってしまう方は、ぜひ上記をご参考にしていただければと思います。
青梅の下準備と使う瓶の準備

青梅の準備
- 青梅を水で洗う
- ざるにあけ、水気をふき取る
- 竹串でヘタを取る
- さらに乾かす
瓶の準備
- 瓶をよく洗う
- 熱湯消毒をする
- 熱湯に気を付けて水気を切る
- 水分をふき取る
梅シロップ

梅シロップの作り方
今回作った梅シロップのレシピ : 青梅1.7kg + 氷砂糖1.5kg
青梅と氷砂糖を交互に入れていけば出来上がり!なんと簡単なんでしょう。一つだけポイントは、最後に砂糖で蓋をすること。梅にまんべんなく砂糖が触れていることで、より早く梅エキスが出てきてシロップが完成します。毎日どれだけシロップができているか確認しながら、出てきたシロップを全体に回すように瓶をゆすってください。
梅シロップは1週間~2週間前後で出来上がります。梅は漬けてから1か月~1か月半後には取り出して、シロップは別の瓶などに入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。常温で置く場合は1~2か月以内に飲み切ってしまうのが安心です。冷蔵庫に保管をすると1年程度長く楽しめます。
他にはどんな作り方がある?いろいろ楽しむ梅シロップ
梅シロップの、教科書に載っている基本的な作り方は、梅:砂糖=1:1。
砂糖を少なくすると酸味が強め、砂糖を多くすると甘めになります。砂糖を多くすると、早く梅のエキスが出てきます。今回氷砂糖を選びましたが、砂糖はお好みのものをお使いください。氷砂糖の場合、砂糖がゆっくりと溶けていくので、梅の中からしっかりエキスを引き出してくれます。また雑味がないのですっきりと梅の風味が引き立つ味わいに。いろいろ作って違いを楽しむのもありですね。
梅酒

梅酒の作り方
今回作った梅酒のレシピ : 梅1.3kg + 氷砂糖1kg + 焼酎1.8L
青梅、砂糖、焼酎をすべて瓶に入れるだけ。さらに簡単です。こちらも氷砂糖が溶けるように、毎日瓶をゆすってください。
定番の梅酒レシピは、梅1kg + 氷砂糖1kg + 焼酎1.8L。今回は1kg換算にすると氷砂糖約770g程度。甘い梅酒が好きでない方は、1kgあたり400g~800gで作るとよいそうです。自分好みの割合でお試しください。
定番以外の梅酒アイディア
梅+氷砂糖+焼酎が、一番定番の梅酒です。ほかにどのような梅酒が作れるでしょうか?定番じゃないのがお好みの方のために、世間で作られるいろいろな梅酒をご紹介します。
梅酒のお酒を変える
- ブランデー梅酒(梅1kg+氷砂糖500g+ブランデー1.8L)
- ウイスキー梅酒(梅1kg+氷砂糖500g+ウイスキー1.8L)
- 日本酒梅酒(梅1kg+氷砂糖500g+アルコール20度以上の日本酒1.7L)
梅酒の糖分を変える
- 氷砂糖
- 黒砂糖
- きび砂糖
- 甜菜糖
- はちみつ
- メープルシロップ
さいごに
出来上がりを待つ楽しみ
梅シロップは2週間ほど、梅酒は3か月~6か月後からお楽しみいただけます。出来上がりを待っているからこそ、よけいにおいしく感じてしまうもの。今年もぜひ梅仕事を楽しんでみてください。
青梅の時期が過ぎると、次は南高梅の季節。南高梅は、大粒で皮が薄く果肉が柔らかいのが特徴です。最高級自家製梅干し、梅の甘露煮や梅シロップ、梅酒の材料としてもお使いいただけます。
1週間経つとどんな状態?
ちょうど1週間経った梅シロップと梅酒はこんな感じになりました。

梅シロップ(左側)は、だいぶ梅エキスがあがってきました。空気に触れている上の方の梅は茶色っぽく変色してしまっていますが大丈夫。まだ氷砂糖がたっぷり残っているのは、かき混ぜ不足かもしれません(笑)
梅酒(右側)は、氷砂糖もほとんど溶けています。ゆっくりじっくり梅のエキスが出てくるので、あと数ヶ月は梅を入れたまま熟成を待ちたいと思います。
2週間経ちました!
漬けてから2週間経ちました。

梅シロップ(左側)は梅がエキスに使っている状態になりました。梅がシワシワになり、梅のエキスがだいぶ出てますね。まだ少し、氷砂糖が残っているので、これが溶けるまであと数日待ってみます。
梅酒(右側)は変わっていないようで…1週間後と比べると梅が少しシワシワになり、徐々にエキスが出ている様子がわかります。待ち遠しいですね。
3週間経ちました!梅シロップの出来上がり量は・・・
3週間経ちようやく氷砂糖が溶けて梅シロップが出来上がりました!どれくらいのシロップができたと思いますか?
途中味見で2杯くらい作ってしまいましたが(笑)それ以外で、なんと出来上がり量は2リットル!梅からこれだけのシロップが出てきたと思うと、感動してしまいます。暑い日に炭酸や水で割れば手作り梅ジュース!これがとっても幸せなんですよね。

梅シロップの実、梅酒の実を再利用!
いつも気になりながら、捨ててしまっている梅の実。せっかくの梅なので何かに使えないでしょうか?みなさんが再利用されている方法には、こんなものがありました。
- 梅ジャム
- 梅の甘露煮
- 梅味噌
- 梅干し
そのうち、作ってみたのは・・・一番簡単そうな梅ジャム!

トーストに、ヨーグルトに、あとはカレーなどの隠し味にも良いかもしれません。ぜひ作ってみてくださいね。





